2017年8月20日 (日)

現実味を増してきた「ターミネーター2」

最も好きな映画のひとつ「ターミネーター2」が3Dになって帰ってきた、ということで観に行きました。26年も前の作品ということもあって、ベテランバンドのコンサートみたいに、客の年齢層は高めな印象です。

 

何度も観た作品なので、ストーリーはよくわかっています。3D化によって、いかに作品の魅力が増しているかが関心事です。

 

3D化の効果という点では、残念ながらあまり感じられませんでした。3D映画の出始めの頃みたいに強調しすぎなのも困りものですが、本作については物足りなかったというのが正直なところです。

 

でも、仕方がないのかもしれません。元々3D化を意識して撮影されたわけではありませんので、飛び出したり、奥行きを強めたりするのに適したシーンが限られていたのかもしれません。今、製作するのなら、T-1000型ターミネーターの剣のようになった手を観客の方に向けたりしたのだと思いますが。

 

とはいえ、本作の設定やストーリーはますます現実味を増しています。人工知能が人知を超えてブラックボックス化しつつあることに加え、液体金属ロボットの研究も進んでいます。「審判の日」にはタイムマシンは必要ないのです。若い人たちにも観てもらいたい映画です。

 

余談ですが、来月は「エイリアン」の、再来月は「猿の惑星」の新作が公開されます。とても楽しみです。

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2015年7月13日 (月)

Terminator: Genisys

大好きなターミネーター・シリーズの最新作です。

 

3作目で阻止できなかった審判の日。その後の機械軍との戦闘を描いた4作目。この5作目ではまた審判の日の前に舞台が戻ります。歴史が変わってしまった1984年と2017年に。

 

2045年にも人工知能を人間がコントロールできなくなるのではないかという危惧が語られている今、ターミネーターの世界観はますます現実味を帯びてきています。作中では都合のよい設定や展開が目につきますが、あまり目くじらを立てずに、緊迫のシーンの連続に身を委ねれば、あっという間の2時間です。

 

4作目ではカリフォルニア州知事を務めていて俳優を休んでいた、アーノルド・シュワルツェネッガーが復帰。やはり彼ははまり役です。まだまだポンコツではありませんね。

 

ただ、シリーズものの宿命ですが、過去の作品と比較すると、やはりターミネーターそのものが衝撃だった1作目、液体金属に驚愕した2作目はつくづく凄かった。今作の最新型、ジョン・コナーの変貌のアイディアも頑張ったとは思いますが、1、2作目はなかなか超えられるものではないなと思いました。

 

ところで、タイムトラベルして現れる場面。1984年の2回は1作目をなぞっていますが、2017年のハイウェイ上に現れる場面は、TVシリーズの”The Sara Connor Chronicles”をなぞっています。

 

最後に、エンドロールが始まってもすぐに席を立たない方がいいです。1シーン見逃すことになってしまいますので。

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2014年11月 3日 (月)

猿の惑星:新世紀(Dawn of the Planet of the Apes)

Dawn_of_the_planet_of_the_apes_2


SF映画の古典的名作「猿の惑星(Planet of the Apes」」(1968年公開)は、私の最も好きな作品の一つです。2001年のリメイク版はどうってことはありませんでしたが、2011年の「猿の惑星:創世記(Rise of the Planet of the Apes)」から始まったと見られる新シリーズは、なかなかよくできています。

 

1968年作品では、人間と猿の関係がどうしてあのようになってしまったのかについて、具体的な説明はありませんでした。時代背景などから、人類が核戦争を起こしたことが原因なのかなと想像はしましたが。

 

新シリーズは、まさにこの疑問に答えるものです。折りしもエボラ出血熱などの感染症の脅威をひしひしと感じる「今」を、うまく取り込んでもいます。

 

人類も猿も、リーダー同士は平和共存を望んでいたのに、双方に不信を募らせる一派がいて、彼らの暴走によって全面戦争が避けられないところまで事態が悪化するところで、今作は終わります。

 

おそらく、もう1作製作されるでしょう。3作目では、猿の勝利で決着するのでしょう。身体能力ではるかに優れている猿が知能を持った状況で、電力を喪失寸前の人類に勝ち目はなさそうです。そして、1968年の最初の「猿の惑星」につながるのですね。


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2013年11月 7日 (木)

これは見逃せない!

語り継がれるべき、近鉄バファローズの野球の魅力の一端に触れることができることでしょう。

観るべし、観るべし。

ヒーローたちの名勝負「代打男北川・奇跡のホームラン」

1110日(日) 015分~035分 NHK総合

プロ野球史上唯一の「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン」。なしとげたのは一打席にかける代打男・北川博敏。2001年、目立った活躍ができずに阪神から近鉄に移籍。類いまれな能力でチームの信頼を築き上げ、代打の切り札に成長。あと1勝として迎えたオリックス戦9回裏、3点差からという土壇場からの大逆転。近鉄12年ぶりのリーグ優勝を決めた劇的な一発が生まれた舞台裏を、両軍の選手・監督らの証言で掘り起こす。

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2013年3月15日 (金)

「最強のふたり」

第36回日本アカデミー賞の外国作品部門で最優秀賞を受賞しました。そんなに多くの映画館で上映していなかった印象なのですが、話題作で、観客動員も多かったですね。映画評を読んで面白そうだったので、私も昨年観に行きました。

感想としては、それほどのものか、というのが正直なところでした。「頸髄損傷で体が不自由な富豪(フィリップ)と、その介護人となった貧困層の移民の若者(ドリス)との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ」だそうですが、大して笑えなかったし、感動するわけでもありませんでした。

その最たる例が、首から下が麻痺しているフィリップの足にドリスが熱湯をかける場面。フィリップが熱がらないのドリスが面白がります。周囲の観客からは笑い声が漏れました。私は全く笑えませんでした。感覚はなくても、熱湯をかけられれば火傷はします。なんで笑えるんだろう。

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2012年12月19日 (水)

「東京家族」

60年前の名作「東京物語」のリメイク版で、1月19日公開の「東京家族」の試写会に行ってきました。

1953年が現代に、尾道が瀬戸内海のとある島に、熱海が横浜・みなとみらいにといった具合に、設定が当然ながら変わっています。非正規雇用、騒々しい中国人観光客などの現代の要素も取り込んでいます。でも、「東京物語」で描かれた家族のすれ違いは、「東京家族」でも同じように我が事として胸に迫ります。

蒼井優の紀子は、原節子の紀子のような聖人ではありませんが、その分真実味があります。橋爪功の父・周吉は笠智衆には及ばなかったかなぁ。東日本大震災のことが話の中に登場しますが、その必然性や意味は感じられませんでした。

観に行く価値のある映画だと思います。ただ、同時に、「東京物語」が素晴らしい作品だったことを改めて思い知らされもします。

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2012年2月 6日 (月)

<映画> 心に残る世界の名作 シネマ・セレクション

さいたま市・浦和駅前のシネコンで、少し前の作品をお手頃な料金で特別上映中。

こういう企画はありがたいですね。仕事帰りに「英国王のスピーチ」を観ましたが、平日にもかかわらず、まずまずの入り。期間中にもう1回くらい行こうかと思っています。

心に残る世界の名作 シネマ・セレクション

2011年世界の映画ファンを魅了した珠玉の名作4週間連続上映!

【鑑賞料金】 一般 ¥800 / クラブスパイス会員・PARCOカード会員 ¥500

【上映作品】
1
28日(土)~23日(金) 『英国王のスピーチ』 『トスカーナの贋作』
2
4日(土)~210日(金) 『木洩れ日の家で』 『ゲンスブールと女たち』(R15+
2
11日(土)~217日(金) 『海洋天堂』 『未来を生きる君たちへ』(PG12
2
18日(土)~224日(金) 『ブラック・スワン』(R15+) 『蜂蜜』

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2012年1月23日 (月)

切腹

先日録画した、ちょうど半世紀前の映画「切腹」を観ました。50年後の今観ても、全然古さを感じませんでした。それは時代劇だからではなく、現代にも通じるものがあるからなのでしょう。

浪人・半四郎が井伊家の家老や家臣たちを前にして言った、浪人の困窮は「今は他人事でも、明日は我が身かもしれない」という言葉。半四郎に切られた家臣たちを病死だということにして、体面を取り繕う家老。

半四郎はなぜ、娘の夫を竹光(たけみつ)での切腹に追い詰めた3人の家臣を殺さず、髷を切り落とすだけに留めたのでしょうか。殺してしまうより、生き恥をかかせ、切腹に追いやることを狙ったのでしょうか。とにかく、武士らしくあることが、いかに上辺だけの虚飾であるかを、半四郎は家老に見事に突きつけました。

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2011年10月10日 (月)

不満を抱えつつ観ている「ベストヒットUSA」

BS朝日で毎週火曜日の夜に放送している「ベストヒットUSA」。1981年の放送開始から(中断があるとはいえ)30年にもなる長寿番組です。第1回からではないにしても、かなり初期の頃から、私はこの番組を観ています。しかし、この番組にはいくつか不満があります。

まず第1に、ヒットチャートを紹介するときに、何月何日付けのチャートなのかという最も基本的なデータを明かさないことです。「最新チャート」としか言わず、しかも実は全然最新ではないのです。

第2に、結構不正確なことを小林克也氏が言うことです。例えば、10月4日放送分の「大いなる伝説」というコーナーの中で、1985816日のMadonnaの結婚式で、当時流行っていたVangelis”Chariots Of Fire”が掛かっていたというくだりがありました。”Chariots Of Fire”が掛かっていたことは事実かもしれません。でも、この曲が流行っていたのは1982年のことです。

ついでに言えば、「大いなる伝説」はこれまで延々とJohn Lennonのことをやっていました。Beatlesがエド・サリバン・ショーに出演したとかそういうところまでようやく話が進んだと思ったら、何の断りもなく、平然とMadonnaのトリビアを始めたのには唖然としました。

さらに3つ目として、小林克也氏のインタビューの態度が嫌です。ゲストに招いたアーティストが話しているのに割り込んで、別の質問や自分の考えを話すことが少なくないからです。

だったら観るなよと思う人もいることでしょう。でも、情報源は複数持たないとね。そういうわけで、文句を言いつつ、観続けているのです。

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2011年7月21日 (木)

ディスカバリー・チャンネル 「もし月がなかったら」

ディスカバリー・チャンネルは興味深いテーマを扱いながら、内容にまとまりがなく、散漫な印象だけが残ることがあります。しかし、「もし月がなかったら」はわかりやすく、かつ面白かったです。

潮の満干など、月は地球に大きな影響を与えています。しかし、もし月がなかったら、陸上に生物は存在することができず、したがって人類は生まれなかったという説明には驚きました。月の存在が地球の自転軸を安定させ、その結果、地球上の気候を安定させるため、生物が陸上で進化することができたというのです。

また、月の大きさ(地球の1/4)は通常あり得ない比率だということです。絶妙な角度で、中心を適度に外して、惑星が地球に衝突したことがこの奇跡を生んだのだそうです。

地球は生命に満ちた特別な惑星です。その大きさや、太陽からの距離が地球を特別にしたのなら、宇宙にはいくらでも「地球」が存在することでしょう。しかし、それに加えて「月」が必要だとすると、私たちの地球はもう少し珍しい存在なのかもしれません。

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