« 今年2度目のTOEIC | トップページ | 海洋秩序の問題で、韓国は旗色を鮮明にすべし »

2011年12月14日 (水)

CO2削減の目的は温暖化対策ではない

COP17(国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議)は、予定を1日半も延長した末、何とか形ばかりの合意で取り繕って終わりました。

現行の枠組みである京都議定書は延長されることになりましたが、延長期間が決まらず、5年間と8年間が併記される有り様。日本、カナダ、ロシアが延長期間の削減に義務を拒否し、COの排出量でいうと世界全体のわずか16%しかカバーしなくなりました。

中国やアメリカも加わる新しい枠組みを2015年までに採択し、2020年に発効することも合意項目にありますが、新しい枠組みで中国などがどの程度の削減義務を負うのかは全くの白紙です。今回の会議の紛糾を目撃すれば、新たな枠組み作りも困難を極めることは明らかです。2020年に発効する保証など全然ありません。

日本は京都議定書が延長されても、削減義務を負わないことを選択しました。これは正しい判断だと思います。京都議定書は著しく不平等で、日本に不利な取り決めですからね。1970年代以来の石油ショック以来、日本は省エネ努力を重ねてきましたが、それが基準に正当に反映されておらず、エネルギーを浪費していた国ほどCOの削減実績を上げやすい。こんなルールは実に馬鹿げています。それに日本がいくら真面目にやっても、中国、アメリカ、インドなどが野放しでは意味がありません。

そういうわけで、25%という削減目標も早急に撤回すべきです。カナダのように議定書から脱退することも考えていいと思います。

意味がないと言えば、そもそも地球は温暖化しているのでしょうか。温暖化しているとして、その主因が温室効果ガスなのでしょうか。

IPCCが温暖化の根拠としたデータは、恣意的に選ばれたものだと暴露されています。気温を測定する装置が、直射日光が当たっていたり、地面がコンクリートで固められているといった具合に、適切に設置されておらず、データの信頼性に疑問があるとか、ヒートアイランド現象の影響を受けているということも言われています。

産業革命よりもはるかに昔、千年、万年の単位で遡れば、現代よりも地球が温暖だった時代があることがわかっています。ここ数百年の記録や推計によっても、CO濃度と気温の相関関係は怪しいものです。

とはいえ、CO削減はやるべきだと思います。ただし、それは地球温暖化対策のためではなく、貴重な化石燃料を大事に使うためです。

|

« 今年2度目のTOEIC | トップページ | 海洋秩序の問題で、韓国は旗色を鮮明にすべし »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: CO2削減の目的は温暖化対策ではない:

« 今年2度目のTOEIC | トップページ | 海洋秩序の問題で、韓国は旗色を鮮明にすべし »